譲受・買収【自動車整備・板金塗装-運送業】経営環境が深刻化する自動車整備工場と、事業拡大する運送業の顕在ニーズが見事にマッチングしたM&A

M&A成約実績_case25
譲渡企業 譲受企業
事業内容 自動車整備、自動車板金塗装 運送業
所在地 郡山市 福島県中通り
売上規模 23,000,000円 1,000,000,000円

M&A成立に至るまで経営者様の課題

譲渡企業譲渡企業
自動車整備工場として、板金、整備、車検を主な収益として運営してきたが、近代車両の整備技術の高度化に伴い新技術対応の設備投資への負荷、顧客数の減少など、取り巻く経営環境は深刻化していた。
試行錯誤の末、大手自動車整備FCに加盟するも安定収益が得られず、自力での経営改善が厳しい状況であった。
また、代表は新規事業の立ち上げにも取り組んでおり、事業のインフラ整備に早期着手しなければならないという状況でもあった。
こうした中、従業員の雇用維持と、既存取引先のためにも廃業ではなく株式譲渡を検討するようになり、当センターへ相談があったもの。
譲受企業譲受企業
福島県内を中心に運送業で着実に業績を上げている企業。
事業拡大を続けているが、並行して自社トラックの保有台数の増加に伴い、車両の修繕費用や車検費用を軽減することが課題として浮き彫りになっていた。
今後の更なる事業拡大を目指す上で、こういった経費のコスト削減と事業増強のためにも、自社で車検等の整備を内製化することを検討していた中、以前より譲受企業の顕在ニーズを把握していた当センターが、譲渡企業を買収候補先として選定、具体的なM&Aを検討することになった。

M&A成立に至るまでM&A成立に至るまで

当センターは、譲渡企業が大型車両整備認証を保持していることに着目し、上記の通り顕在ニーズを掴んでいた譲受企業へ早期提案することができた。
譲渡企業は従業員の雇用維持と代表が新規事業へ取り組む時間の確保、譲受企業は自社での車両整備の内製化によって大型車両整備に必要な人的資源や設備などの費用、時間、リスクを大幅に減らせることが明確化されたため、両社はスピード合意に至った。

当センターは、譲渡企業がM&A後の従業員への処遇を懸念されていたため、トップ面談後に当センター立会いのもと譲受企業と従業員との特別面談を設けることを提案し、不安の解消に努めた。

本案件は双方のニーズが効率よくマッチングし、スムーズな譲渡がなされたことが特徴である。