事業承継【旅客運送業-旅客運送業】過疎地域での後継者不在問題。地域のために事業を残したいと願う売り手企業と、社会・地域貢献に繋がればと買い手企業の思いがマッチングしたM&A
譲渡企業 | 譲受企業 | |
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事業内容 | タクシー | タクシー |
所在地 | 福島県 | 福島県 |
売上規模 | 10,000,000円 | 150,000,000円 |
経営者様の課題
- 譲渡企業
- 創業50年を超える企業。県内の過疎地域で営業しているが、人口減少により売上も下がり自己資金を投入しながら「地域の住民の為に移動手段を残したい」という強い思いで事業を継続していた。そのような中で高齢の代表が病気で入院。退院後リハビリ生活を強いられる状況になり、後継者不在の中、廃業でなく地域の為に事業を継続できる企業を探していた。
- 譲受企業
- 譲渡企業の近隣地域で同業を営んでいる企業。譲渡企業の代表の思いと地域における交通手段を残す重要性を考え、業容拡大や増収というビジネスの面ではなく、地域貢献の為にと譲渡を引き受けることとなった。
M&A成立に至るまで
地域の為に事業を残したい売り手の意向をどのように叶えるかをポイントに、買い手候補のリストアップから提案を慎重に、且つ代表の体調を考えスピードを持って行う事が必要であった。
本件は、ビジネスとしてのM&Aとはまた違った社会及び地域に貢献の意味合いが強く、今後ますます同様の事例が起こりうるものであり、良いモデルケースとなった。
当社の強みである地域に密着した情報・人脈と営業力を最大限に駆使し、企業規模に拘らない当社の取り組み姿勢が、売り手・買い手から非常に高い評価を得る事が出来た。