2017.02.20
先日、塾帰りの子供が珍しくため息をついていました。
わけを聞くと、通っている塾の経営者が変わったことにより、今まで黙認されていた教室内での私語が一切許されなくなったとのこと。
すっかり雰囲気の悪くなってしまった塾を辞めてゆく友達もいたそうです。
その話を聞いた時、過去の報道を思い出しました。
それは、企業は経営者と幹部で大きく変わるという事を実感させられる報道で、印象に残っていましたのでご紹介します。
1957年に設立したユタカ電機は、一時業績が低迷したものの、その後老舗の底力を発揮して4期連続で黒字を続けていましたが、投資資金の回収を図るために、全株式を元商社マンA氏が実権者のグラス・ワン・ホールディングス(GOH)に譲渡し、A氏が代表取締役会長に就任したことにより事態は一変。
GOHに対して6億円の貸し付けを含む8億円の資金を提供した動きに、金融機関が警戒を強めたため、資金繰りが苦しくなって、最終的には民事再生法の適用をするに至りました。
冒頭でお話しした子供の塾の件もそうですが、この報道から言えることは、やはり「企業は経営者で変わる」ということに尽きます。
企業それぞれの事業で「結果」を出すためには、新しい経営者の「考える!」「調べる!」「できる方法をできるまでやる行動力!」という姿勢が必要不可欠です。
そのためには、しっかりした知識、経験、発想力を持つことも重要と言えます。
私たち福島・郡山M&Aセンターは、経営者に特に必要な発想力についてセンスだけに頼らず、常日頃からより良く出来る方法を考える癖をつけることで、自身の発想力が鍛えられてゆくのだとコンサル先で伝えています。
「結果」を出せる経営者になるためには、日々考えて進化・挑戦・育成していくことが大切です。