2017.07.21
最近コンサル先で自発的には仕事をしない、言われたことだけをやる、いわゆる「指示待ち族」について相談を受けました。
その会社では20代の若手社員がそのように言われ、「もう少し積極的に動いてくれたらいいのに。」「気が利かない。」など経営者に苦情が相次いでいる状態でした。
さて、私の方はと言えば人材育成という面からもどういった指導を試みるか考えた時、ある報道が思い出されました。
それは、「脱時間給法案修正」というものです。
簡単に言えば労働時間ではなく成果に基づいて賃金を払う「脱時間給制度」の事で、例えば長い時間を働いたからといって成果が出なければ給料にはなりません。
この法案自体には色々と修正が必要なようですが、近い将来この制度が施行された時、指示待ち族が稼げるか?というと疑問です。それどころか、企業にとって彼らは負担となるかもしれません。
これを回避するには、仕事の効率化、仕事を作業としない、個々のスピードアップ等、昨日までの自分に勝ることを目指していくのが有効です。
福島・郡山M&A支援センターでは、社員一人一人のやりきる強さを身に着けることを重視しています。
そのためには、コンサル先に「周囲の良いところは見習う」「良くない癖は直す」など、指示待ち族と呼ばれる社員はもとより、全員が仕事に対して積極的に行動するように意識していくことが大切だと指導しています。