譲渡・売却【板金加工業-製造業】既存事業を切り離し新しい事業へと進出を希望する企業と事業再構築を目指す企業のニーズがマッチング。地元金融機関との連携により譲受企業の大きな資金調達を成功させ、稀少な事業分社化によるM&Aが実現
譲渡企業 | 譲受企業 | |
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事業内容 | 板金加工業 | 製造業 |
所在地 | 福島県須賀川市 | 福島県郡山市 |
売上規模 | 300,000,000円 | 150,000,000円 |
経営者様の課題
- 譲渡企業
- 譲渡企業は本社を関東に置き、板金加工事業をほぼ独立採算にて福島で行っていた。先代から後継者が事業承継を受けたが、新しい事業へ進出するために、事業の選択と集中から既存事業の売却を検討していた。
- 譲受企業
- 譲受企業は長引くコロナの影響もあり、受注の漸減傾向から製造部門における新分野の開拓など事業構造の再構築を企図していた。また、当社が経営コンサル事業において経営支援のサポートをしていた経緯から、打開策として譲渡企業のようなコア・コンピタンスのある優良企業を「時間を買う」という考え方の元、買収を検討するのはどうかと提案。今までの培った信頼と実績から、本件の仲介依頼を受託したもの。
M&A成立に至るまで
当初は事業譲渡でのM&A案件であったが、取引先・従業員のこと等、M&Aのスキーム上から総合的に判断して当社より事業分社化による株式譲渡スキームを提案したことで、買い手・売り手双方にとってとてもスムーズな流れで成立に至る。また、お互いのニーズとタイミングがマッチしたこともあるが、長年当社が培った地元金融機関との信用・信頼関係からM&Aのファイナンスをサポート出来たことが最大の成立要因といえる。単にM&Aの仲介にとどまらず資金調達のアドバイスも対応できる、まさに当社の最大の強みがもたらしたM&Aとなった。