事業承継【製造業-製造業】金型製造企業が従業員の雇用を守るため事業承継を決断。生産能力の増強を希望する企業とニーズがマッチングし満足度の高いM&A成約を実現
譲渡企業 | 譲受企業 | |
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事業内容 | プラスチック金型製造 | グッズ製造 |
所在地 | 福島県 | 東京都 |
売上規模 | 50,000,000円 | 500,000,000円 |
経営者様の課題
- 譲渡企業
プラスチック射出成型用の金型製造をしている企業。 微細加工に強みをもっている。 十数年前に創業者が急逝し、経営経験のない夫人が急遽引き継いだが、リーマンショックや東日本大震災に見舞われ、大口取引先の倒産もあり、経営が悪化。 夫人も高齢で経営継続に限界を感じ、第三者承継を決断するに至った。
- 譲受企業
キャラクターグッズの製造をメインとしている企業。 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、国内の大手グッズ関連企業が中国から国内への生産シフトを進めており、受注が急拡大している。 この機会を最大限捉えるため、生産能力の増強と、金型製造技術の内製化による生産効率化・受注機会の拡大を希望していた。
M&A成立に至るまで
譲渡企業としては、経営継続に限界を感じていたが、銀行借入が多額に残っており、従業員の雇用が失われることも避けたかったため廃業を選択できずにいた。 自身は引退しつつ、企業の存続して従業員の雇用を確保することを熱望していた。 譲受企業としても、譲渡企業の金型製造技術があれば、受注できるグッズ製造案件の範囲を大幅に拡大できるうえ、多額の設備投資資金を投入せずに工場と必要な設備を取得して生産能力を増強することができた。 両社のニーズがマッチしていたことから、当センターも早期成約に全力を尽くし、初回のトップ面談から1ヶ月足らずで譲渡成立。 相互にとても満足度の得られたM&Aと言える。