M&A成約実績

経営者様の課題

譲渡企業

売り手は代表一代で現在の規模まで拡大した企業。
代表はタクシー事業の他に、不動産管理や宿泊施設、リネンサプライなど多数事業でグループ経営を行っている。
代表が高齢となり後継者不在であることや、グループ全体の管理・運営の大変さから将来に不安を感じ、選択と集中を検討していた。
事業売却については地元の金融機関などに相談していたが、相談先より、M&Aについて実績のある当センターに紹介となった。
タクシー事業は地元のインフラとして重要な存在であり、地域住民と同社で働く従業員の為にも、経営力のある企業に引き継いでもらいたいと考えていた。

譲受企業

買い手は、地元を中心に37ヶ所の介護施設と、タクシー会社を二社経営している企業。
以前、当センターを介してタクシー会社をM&Aした企業であり、過去の買収により、そのシナジー効果を享受していた。
介護事業のメインエリアかつ、商圏として有望なエリアでのタクシー事業拡大を望んでいた。

Ｍ＆Ａ成立に至るまで

売り手企業はグループ間の資金賃借や所有不動産が複雑な状況となっており、タクシー事業を単体で経営にするためには大幅な整理が必要な状況だった。
当センターはコンサルティングや不動産事業のノウハウもあるため、二年掛けて財務整理を行い、買い手企業が検討しやすい形へと改善。

買い手企業は、当センターの過去の実績案件から買収候補先として選定。
売り手企業の所在地が買い手企業の介護事業のメインエリアであり、更なる相乗効果が見込めるためニーズが合致。
現在、規制によりタクシー増車が難しく、事業拡大と言った点でも大きなメリットがあったためスムーズな買収に至った。

売り手企業の財務整理後、買い手企業との交渉をスタートし、スピード感のあるスムーズなM&A成約となった。
財務整理とM&Aを合わせて対応できる当センターの強みが発揮された案件となった。