2015.09.30

【経費削減】第2回 経費削減成功への道!今すぐ使えるアイデア集

経費削減のアイデア5選!

前回は経費削減の基本的な考え方をご紹介しましたが、そこを理解できれば後は実際に経費削減のための行動へ移りましょう。

しかし、実際にどういった方法が経費削減に繋がるのか?

ここでは、とりかかりやすい経費削減のアイデアをご紹介しています。

今日から使える経費削減5つのアイデア事例

(1)印刷代

何気なく印刷している書類の数々。印刷すればその書類の管理のための経費がかかります。ファイル代、コピー用紙代、印刷用インク代、それらを発注する人件費。
そこで!印刷経費の削減方法として裏紙の再使用の徹底はもちろんのこと、プラスして下記の2つを実践するだけで、経費はグンと抑えられます。

  • 社内の資料はモノクロ印刷にする
  • プリンターの交換・印刷カウンター料金の交渉をして1枚当たりの単価を安くする
(例)1か月の印刷枚数がモノクロ1万枚、フルカラー1万枚の企業の場合
・印刷1枚モノクロ3円、フルカラー30円で上記の枚数とすると…1か月あたりの経費はなんと330,000円!
・フルカラー印刷を半分に削減(モノクロ1万5千枚、フルカラー5千枚)し、印刷コストがモノクロ1円フルカラー10円になれば…1か月あたりの経費は驚きの65,000円!!265,000円のコスト削減を行う事が出来ます。

(2)光熱費

電気、ガス、水道に関わる経費削減はその料金体系の仕組みを利用するのが最も簡単で効果的であるといえます。
成功のポイントは社員が現状かかっている経費を正しく認識することに尽きますので、まず実際にかかっている経費を「見える化」して社員へ伝え、その上で料金プランの見直しや節電、節水を心がけるように注意喚起していきましょう。

水道光熱費の節約は、家庭で習慣化している事も多いため、全社員が工夫することで少なからずも効果が上がります。
クーラーを1~2度上げる、暖房を1~2度下げるだけでも電気代の大幅な削減になります。

(3)OA機器

OA機器で出来る経費削減とは、保守契約の見直しによるメンテナンス経費削減や、液晶モニタの導入で電気コストを削減することが挙げられます。
前者では、保守契約や技術料といった目に見えない経費であることから、本当にそんなに高い費用が必要かどうかを見直してみましょう。
また、後者では、LED液晶に変えるだけで、電気代がブラウン管よりも約3分の1で済みます。最近では15インチの液晶でも1万円前後で購入できます。

(4)時間

業務をマニュアル化すると、たいていの業務は早く出来るようになります。
それにより社員教育の時間や人件費を削減することが可能になります。
しかし、だたマニュアル化しただけではマニュアルワーカーが増え、人がロボットのようになってしまいますので、個人の力、個性が発揮できる職場環境を作っていく工夫が必要になります。

(5)交通費

社員の移動にかかわる交通費は、年間を通して考えると相当な金額になります。

そこで、高速道路の会社が発行する法人向けETCカードを利用して、大幅なコストカットを目指しましょう。
このカードを使えば、休日や深夜には特別に割引き料金できます。
また、クレジット機能がついていないため、高速道路の利用以外には使えなく、利用明細の項目が高速道路料金のみになるため、経費の管理を簡略化できるのも魅力です。

(6)通信費

ビジネスの必需品ともいえる携帯電話と固定電話。これらの通信・通話料金は、交渉次第で下げる事の出来る分野でもありますので、上手にコストダウン出来れば、大幅な経費削減に繋がります。

・法人向けの割引きサービスやプランを利用する。
携帯電話の通話料金は各社様々な割引きやサービスがあり、一概に最適なコストダウン方法を得られません。
年間割り引き、指定番号割引き、定額プランなどを組み合わせて、自社にとって最適な方法を見つけましょう。
・支払い方法でコストダウンする
最適な方法が見つかったら、今度はその支払い方法で経費を削減しましょう。
クレジットカードの中には、携帯電話やPHSの通話料金の一部をキャッシュバックやポイント還元するものがありますので、それらを組み合わせることによってより多くのコストダウンが可能です。

成功率が右肩上がり!効率的な経費削減をするコツ

効率の良い経費削減のやり方

チャレンジしたい経費削減のアイデアが見つかったら、それをどうやって効率的に行うか?が気になるところですよね。

そこで経費削減を効率よく成功させる2つのコツをご紹介します。

1、取り組みが社内の士気を下げないように細心の注意を払う事!
経費削減は全社員が一丸となって取り組むべきものですが、そのために社員のモチベーションが下がってしまっては元も子もありません。社員の経費削減に対する賛同が得られるように、事前に「削減する経費はあくまで無駄な経費であって、経費そのものを全部なくしたいわけではない」事を伝えることが大切です。
2、企業状態が悪くならないうちの早めの対応が必要!
企業内の現状をしっかりと把握し、減らすべきところはどこか?を見極め、早め早めの行動を心がけましょう。

労働者発想のアイデアを募って経費削減に前向きに!

経営者ならではの発想で生まれたアイデアも大切ですが、実際に作業する労働者発想のアイデアはより経費削減につながるものであるので、アイデアを社員から募るなどのアクションも必要です。

私たち福島・郡山M&Aセンターでは、経費に関する定期的な連絡会や、各社員が自主的に活動報告をしたくなるような企業内の環境作りなど、コンサル先の経営者の方へご提案しています。

効率の良い経費削減をお探しの方は、ぜひ一度ご相談下さい。