2015.06.9
大手予備校河合塾のM&Aとは?
今月1日、大手予備校の河合塾グループは、英会話教室を運営する日米英語学院(大阪市)の買収が報道されました。
取得額は明らかにされていません。
TOEICなどの英語検定試験を大学入試に活用する動きが広がっていることに対応するとともに、手薄だった大学生や社会人への英語教育サービスを拡大するものです。
1日付けで河合塾グループの持ち株会社、KJホールディングス(東京・豊島)が日米英語学院の全株式を取得します。
また、東京23区内に3校、関西圏に6校を構える英会話教室の運営、講師を引き継ぎました。
講師が河合塾の大学受験向け授業で教えることも検討しています。
日米英語学院は1981年設立で、現在約2500人の生徒を抱え、生徒の目標に応じて個別にカリキュラムを組み、英語検定の得点を引き上げる指導に定評があります。
近い将来、英語を話すのは普通?!M&Aのもたらす効果
河合塾は今回の買収により、大学試験で英語検定試験の導入が増えている事に対応、日本英語学院の生徒数2500人の内社会人や大学生が約4分の3を占めている事に着目し、その指導ノウハウを授業に生かしてサービスの拡充を目指しています。
河合塾と日本英語学院は講師の派遣なども含め、今後具体的な協力内容を詰めていく方向で、生き残りをかけた多角化のためのM&Aと言えます。
これにより英語に触れる機会がますます増えた社会人や大学生。
近い将来、英語は日常的に使われるのでしょうか?
福島県の企業を繋ぐ懸け橋「M&A」
今回の河合塾のように、M&Aでは、サービスの拡充やそれに伴った生徒数の増加、ついては利益の拡大につながるような結果が期待されます。
買収する側もされる側も、M&Aとは苦渋の決断であるかのように思われますが、お互いの良いところを生かしあう未来に繋がる手段であるという考え方がお互いの企業を良い方向へ導きます。
私たち福島・郡山M&A支援センターでは福島県の企業の未来への懸け橋でありたいと常に思っています。
経営に不安を感じている方、M&Aをお考えの方はいつでもお気軽にご相談ください。