2015.07.8
博報堂DYホールディングス、カナダのクリエイティブエージェンシー「Sid Lee International」社を買収
M&Aの手法の一つとして「買収」があります。
この度、博報堂DYホールディングスは、5日付けでカナダのクリエイティブエージェンシー「Sid Lee International」社の株式を100%取得、買収した事を同月7日に正式発表しました。
取得金額は非公表ですが100億円規模とみられています。
博報堂は今回のシドリー社の買収を通じて欧米での事業基盤を強化しました。
買収M&Aの相手、シドリー社とは?
今回の買収M&Aの相手となったシドリー社とは、カナダ、オランダ、フランス、アメリカと世界4カ国6都市に拠点を持っています。
広告、建築、デジタルマーケティング、ソーシャルマーケティング、インテリアデザイン、コンテンツ、ブランディング、CRMとデータ分析、イベントと店頭アクティベーションなど、実に幅広い領域でブランド体験の変革をもたらすクリエイティブ企業です。
また、業界内での評価も高く、現在では多様な専門性を持つ27カ国以上出身の約550名の社員が集結し、多くのグローバル企業のパートナーとなっています。
シドリー社買収は博報堂が掲げる3つの成長ドライバーの一つ
- 博報堂3つの成長ドライバー
- (1)「生活者データ・ドリブン」マーケティング対応力の強化
(2)アジアを中心とした新興国での体制強化
(3)「専門性」と「先進性」の継続的な取り組み
博報堂DYにとって北米での買収は4社目で、カナダでは初めてとなります。
世界的規模で高度化・複雑化する企業のマーケティング活動。その手法の革新や新たなソリューション開発が活性化している状況への対応策としてのM&A。
同社は中期経営計画において掲げている3つの成長ドライバーの一つである「専門マーケティングサービス」をグループ内に取り込むための一環として今回のシドリー社の買収を挙げています。
「時間をリスク少なく買える」M&Aで飛躍できる会社へ
会社を買うという事は「必要な顧客、販売拠点、人材、ノウハウを一括して取得できる」事です。
そういった意味で今回のM&Aは自社に必要な「専門性」を取得し、より大きく飛躍するためには欠かせないM&Aであったといえます。
私たち福島・郡山M&A支援センターでは企業をより良い方向へ成長させるために必要なM&Aのサポートを全力で行っております。
自社に足りないものを「時間をリスク少なく取得」出来るようお手伝いさせていただきますので、お気軽にご相談ください。