2016.04.8

雨が降ったら植える種で企業を成長させる

「雨が降ったら何かを植えなさい。」ノーベル平和賞をとったワンガリー・マータイさんの母の言葉です。

一見企業活動とはかけ離れている言葉ともとれますが、実は企業で働く人々へメッセージ性の強い言葉なのです。

簡単に言えば、日本全体が「失われた10年」と世界から揶揄されてきた2000年前後、まさに日本経済が雨だった時にしっかりと種を蒔いていた企業とそうでない企業とで大きな格差がついたということなのですが、私は非常に共感を覚えました。

お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、「雨=日本経済低迷期」「何かを植える=グローバルで競争するために必要だった構造改革のための基盤構築の10年」と当てはめてメッセージを発信しているのです。

ユニ・チャームグループが良い例で、1990年代以降海外事業展開の基盤構築という種まき、植林を行い、顧客のライフスタイルを変えてきました。

構造改革のための10年!いつの時代も前向きな考えが企業を成長させるのですね。

さて、最後になりましたが私たち福島・郡山M&Aセンターでは、もう一つマータイさんの色々考えさせられる言葉を社員へ発信しました。

「汚い花って見たことありますか?ないでしょ。花は大事に育てればきれいに咲くのよ。」

この言葉を軸に部下や後輩・コンサル先の人材育成にさらに力を入れたいと思っています。

企業の未来を担ってゆく若者の目や表情が成長することで、より輝けるように願い指導していきます。