2017.01.6
コンサル業をしていると、よく部下がいまいち伸びないというご相談を受けます。
そこで、人材育成において心がけておくと良い「部下を叱る」という行為についてご紹介します。
あなたは間違った叱り方をしていませんか?
間違った「叱り方」と効果的な「𠮟り方」
たとえば、あなたの部下が仕事上でミスをしたとします。あなたは部下をどのようにして叱っていますか?
もし、あなたが下記のような叱り方をしているとしたら、すぐに改善することをおススメします。
(1)間違った叱り方
- ・叱りやすい部下だけ叱る。
・叱るつもりではなかったのに、つい厳しい口調で責めている。
・ミスの量が違うのに、同じように叱っている。
こういう叱り方をしていると、部下は「間違ったらいけない」「怒られる」と萎縮してしまい、自分の考えを積極的に発言できない「指示待ち族」に陥ります。
そればかりではなく、叱ってもらえないのは期待されていないからだとやる気を失ったり、同じミスなのになぜ自分だけ叱られるのだろうと意固地にさせてしまい、上手くコミュニケーションが取れなくなり、職場の不雰囲気もギスギスと悪化してしまいます。
(2)効果的な叱り方
- ・状況によって叱り方を変える。
- 部下に任せている仕事の量や、職場の状況によって叱り方を変える方法です。
- ・ミスの量や相手によって叱り方を変える
- ミスの量と相手の立場や信頼関係を鑑みて叱る方法です。
- ・怒ると叱るを間違えない
- 怒りは感情的で短絡的。叱りは理性的で戦略的だと理解して叱る方法です。
消極的な部下には「叱られる」という思いを取り除いてあげられるような上手な叱り方を心がけていけば、自然と部下のパフォーマンスも向上し、その人の自発性をグンと引き出してゆけます。
部下とおのずと良い関係が築けるでしょう。
人材育成での叱りは戦略と捉えると上手くいく
叱りを戦略的に捉えるということは、相手を望ましい方向に変える、または相手との信頼関係を築くことに繋がります。
また叱る相手との間に既に信頼関係が築かれている場合は、その人を人前で叱る事によって、職場全体の雰囲気を引き締める効果も期待できます。
私たち福島・郡山M&Aセンターは、こういった職場の雰囲気を良い方向へ導く、効率の良い叱り方など細かい部分についても業務効率の一環と捉え、まずは自分達が心がけて行動し、コンサル先でも分かりやすく伝えています。
部下とのコミュニケーションが上手く取れない、またはどれだけ叱っても部下が良い方向へ向かっていかないとお悩みの方はぜひ一度ご相談下さい。